2026年4月29日(祝)、ゴールデンウィーク初日。
新潟駅前の広場に白いテントが立ち並び、朝から親子連れが次々と吸い込まれていく。子どもたちの歓声、スタッフの呼び込み、ステージから流れる音楽——すべてが混ざり合い、会場全体がひとつの大きなエネルギーで満たされていた。人気ブースには、行列が伸び、待ち時間は30分から1時間に達した。目的は「遊び」ではなく「職業体験」。
ここからは、この熱気の背景にある「体験の力」についてお伝えします。株式会社miraiiが主催するキャリア教育イベント「みらいいパークX(クロス)」は、子どもが自ら選んで並び、挑戦する体験を通じて、家庭内の会話と企業への好意形成を同時に生み出します。
本記事では、現場で見えたα世代向け体験型マーケティングの実効性と企業参画のポイントを、経営・人事・広報・マーケティングの視点で解きほぐし、そのうえで、体験がもたらすブランド想起や採用広報、地域連携への波及まで具体像を描きます。「誰に・どんな体験を・どの指標で」始めるのが最適か、その輪郭が自然と見えてきます。
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みらいいパークXとは

みらいいパークXは、子ども一人ひとりの個性を活かした「キャリア教育」と「金融教育」を融合させる教育プラットフォーム「みらいいパーク」のリアルイベント版として、各地域の特色に合わせて展開する新たなキャリア教育のエコシステムです。地域の企業・団体がブースを出展し、ゲームやワークショップを通じて子どもたちがリアルな「お仕事」と出会う、体験型キャリア教育フェスティバルです。
今回の新潟開催には、亀田製菓・アルビレックス新潟レディース・BSN新潟放送をはじめ、地域を代表する企業・団体が20社超参加。ゲームプログラマー体験、ハッピーターンの味づくり、えちごみそづくり、自衛隊の制服試着、大工体験など、多彩なコンテンツが並びました。
子どもが30分並んででも体験したい理由
会場で最も印象的だったのは、子どもたちの「本気度」です。
たとえばゲームプログラマー体験のブースでは、タブレットを使ったゲームが提供されており、一見するとルールの把握が容易ではない難易度です。それでも子どもたちは、何度も挑戦し、次々とクリアしていきます。
傍らで見守る保護者の表情も印象的です。「難しそう」と困惑しながらも、わが子がスクリーンに向かって集中し、やがてクリアの瞬間に顔をほころばせる姿を見て、「すごいなあ」と驚き、そして誇らしそうに笑います。
「面白かった!」「スッキリした!」と話してくれた子どもの言葉は、単なる感想ではありません。体験が終わったあと、親子の間に「あの仕事って、どんな仕事なんだろうね」という会話が自然と生まれる。まさに、それこそが、みらいいパークXが設計している本質的な価値です。
「仕事」が、人の顔を持って子どもたちに届く
ステージでは、出展企業の代表者がMCと対談し、自社の仕事の魅力をライブで語るコンテンツも展開されました。法被を羽織ってマイクを握る登壇者の言葉は、子どもだけでなく保護者をも引き止めました。
パンフレットや動画では伝わらない「この仕事をしている人の熱量」が、リアルな場でダイレクトに届きます。仕事は肩書きや業種の説明ではなく、それをやっている「人」を通じて初めてリアルになる——その事実を、ステージは静かに証明していました。
子どもの体験×保護者の気づきという「ダブル設計」
見逃せないのが、保護者へのアプローチです。
主催のmiraiiブースでは、子どもがゲームに夢中になっている間、保護者に「ママ・パパのモヤモヤ解消チャート」という診断チラシを手渡します。家計・子どもの将来・金融リテラシーなど、普段なかなか人に話せないお金の悩みを6タイプに整理し、miraiiが開発するアプリ「みらいいコンシェル」への接続を促す設計です。
子どもの体験と、保護者の気づきが、同じ場所・同じ時間に同時に生まれます。この構造が、みらいいパークXを単なる子ども向けイベントではなく、「親子2世代に同時にリーチできる場」として機能させています。
なぜ今、企業がこの場に参画するのか
ここで少し立ち止まって考えていただきたいことがあります。
従来の企業コミュニケーションは、主にテレビCMやデジタル広告を通じて、消費者に向けてメッセージを「届ける」ことが中心でした。しかし、次世代——いわゆるα世代と呼ばれる今の子どもたち——には、その手法が通用しにくくなっています。彼らは「与えられるコンテンツ」より「自分が選ぶ体験」を重視する世代です。
みらいいパークXは、その前提に完全に応える設計になっています。企業のブースは広告枠ではなく、子どもたちが「自分の意思で並んで」体験するコンテンツとして機能します。その場で起きていることは、認知獲得にとどまりません。体験を通じた「この仕事、いいかも」「この会社、面白そう」というポジティブな感情の醸成、保護者を巻き込んだ家庭内の会話の喚起、地域社会における企業のプレゼンス向上——これらが同時に達成される場です。
さらに、「ダブル設計」によって、子どもの没入と保護者の理解・納得が同じ時間・同じ場所で進みます。子どもたちの視野を広げるキャリア教育への参画は、社会貢献であると同時に、採用・ブランド・事業の未来にとって確かな投資でもあります。みらいいパークXは、その投資対効果を最大化できる場です。
次の開催に向けて
今回の新潟での初開催は、地域密着型キャリア教育イベントとしての可能性を十分に示しました。みらいいパークXは今後、全国各地での展開を予定しています。
貴社の「仕事の魅力」を、次世代に届けてみませんか。
出展に関するご相談や、miraiiのゲームコンテンツのデモ体験のご希望は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
みらいいパークXに関する資料はこちら
※本資料は2026年度の出展・掲載プラン(今年度限定特典含む)に関するご案内です。
【お問い合わせ・デモのご相談】
大広 未来共創局 インキュベーションセンターへ、こちらからお問い合わせください。
まとめ
子どもが30分並ぶのは、「自分で選んだ体験」に価値があるからです。みらいいパークXは、子どもの没入と保護者の気づきを同時に生み、家庭での会話を広げます。その積み重ねが、企業への理解と好意を育て、採用・ブランド・事業の未来につながる力になります。地域と企業を結ぶ、実行性の高い体験型マーケティングの土台です。若年層認知の不足、採用母集団の質・量の確保、B2Bゆえに一般生活者へ伝わりにくい課題、地域との関係づくりに対し、想起・好意度・応募意向・社員エンゲージメントといったKPIで効果を可視化しやすい点が特長です。段階的な導入でも、ブランド指標の底上げや応募意向の改善、地域との関係深化へと着実に波及していきます。
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