大広社員の根上小夏が、新しいインクルージョンのカタチ“FUNclusion”(ファンクルージョン)についてお届けする連載、根上小夏のFUNclusion研究所。 “FUNclusion”とは「FUNな入口からはじまるインクルージョン」、その可能性を様々な角度から、みなさんと一緒に見つめていきたいと考えています。
今回は、12/5-6にヘラルボニーと大広で共同開催するイベント「FUNclusion Week 2025」の特集第三弾!なんと無料で!?ミニフードを注文できる『しずかでうるさい洋食屋さん』についてお届けします!クリエイターとして参加いただいたろうちょ~会さんと、イベントパートナー企業の株式会社ロック・フィールドさんにお話を伺いました!
※FUNclusion Week 公式サイトはコチラ
▼『しずかでうるさい洋食屋さん』で食品を提供してくださる株式会社ロック・フィールド冷凍食品推進室の皆さん。
【お話を伺った皆さん】
・株式会社ロック・フィールド 冷凍食品推進室 田中直正さん(写真中央)
・ろうちょ~会 長井恵里さん ・ろうちょ~会 岩田直樹さん

(撮影:中島古英)
ろうちょ~会
2018年に設立された「ろうちょ〜会」は、ろう者5人と手話ができる聴者2人で活動している団体です。設立メンバーが新卒で社会に出た当時、聴者の上司とのやり取りの中で感じた“伝わりにくさ”への戸惑いをきっかけに、「声に頼らないコミュニケーションを知ってもらいたい」という思いから生まれました。「声に頼らない」会話をしてみよう——。筆談、身振り手振り、手話など、さまざまな方法で伝え合うことで、目を合わせて分かり合うことの大切さに気づいてほしい。そんな願いを込めて、イベント企画や企業向けワークショップなど、幅広く活動しています。
『しずかでうるさい洋食屋さん』とは!?
まずは、インタビューの前に、皆さんに『しずかでうるさい洋食屋さん』の概要をご紹介させていただきます!
なんと無料でミニフードを注文できる洋食屋さん。ただし注文では声を使わずジェスチャーで!が、このお店のルール。いつもと違うコミュニケーションの世界を体験し、おいしいフードをゲットしませんか?
STEP❶ 注文したい、ミニフードを選んでください。
STEP❷ ミニフードをジェスチャーで注文してください。
STEP❸ 指差しは厳禁!ジェスチャーのヒントは、ミニフードの名前にも!?
STEP❹ 提供されたフードで答え合わせ!
狙い通り!?運命の出会い!?あなたのもとを訪れたフードをご堪能ください!
ロック・フィールドさん、ろうちょ~会さん、それぞれの“大切”
根上:改めまして、ロック・フィールドさん、ろうちょ~会さんそれぞれ自己紹介をお願いできますでしょうか?
ロック・フィールド|田中さん:私たちロック・フィールドは、全国のデパ地下や駅などでおそうざいを販売している会社で、神戸元町のレストランからスタートしました。私たちは、自然の恵みがないと事業として成り立たないので、生産者とのつながりを大事にしています。工場が、神戸・静岡・川崎にあるのですが、工場と言いながら手作業が多いんです。ほとんど手作業で300店舗に届けています。工場にも店舗にも、多くの人手をかけている事業ですので、そういうことからも“人”も大切にしています。今回、このような形で、大広さんもそうですし、ろうちょ~会さんもそうですし、新しい出会いがあったので、こうした人のつながりによってまた新しいものを生み出せたらと思っています。本日はよろしくお願いいたします!
ろうちょ~会|長井さん:私たちろうちょ~会は、ろう者が5人、手話が使える聴者2人、合わせて7人で活動しています。ろうちょ~会をつくったきっかけとしては、ろうちょ~会にいる5人が同世代、実は95年生まれ!という本当に同級生仲間で(笑)。2018年、新卒で会社に入り、大学生までは自分の好きな人と関わればよかったのですが、社会に入ったあとは聴者に囲まれた中でろう者≒マイノリティとして過ごさなければならなくなりました。実際に、会社の中で、聴者と一緒に仕事をするとなると、色々な壁にぶつかって…特に考え方というか、聴者とろう者で育ってきた背景や環境が違い、文化も違うので、ずれを感じることがたくさんありました。聴者の方はろう者に対して、「音声認識アプリを使って、文字化すればそれで十分なのでは」と思われたりするかもしれませんが、そうではないんです。アプリがあったとしても、情報を100%得られる訳ではありません。そうしたとき、「十分だろう」と言われてしまうことの、葛藤がありました。同じ悩みを抱える発足メンバーの3人で話をしているときに、ろう者や難聴者そして聴者が集まって、お酒でも飲みながら、ごはんでも食べながら、おつまみでもいいのですが(笑)楽しくおしゃべりができる。そんな自然な形で交流ができる場。お互いが歩み寄りながら、手話だけではなく、筆談や身振りも使う、そんな色々な方法があるんだということを体験できる場があると良いと思いました。相手が変わるとコミュニケーションの方法も変わりますよね。二人の間で自分たちに合ったコミュニケーションを探しながら、歩み寄れる方法が自然な形でできる。そう考えているうち、新卒から8年たって、ろうちょ~会も設立して8年目を迎えました。
▼ろうちょ~会メンバーの皆さん。

コミュニケーションのハードルを下げ、「FUN!」を作る工夫とは!?
根上:まずは、ろうちょ~会さんから、今回企画するうえで意識にしたことを教えてください!
ろうちょ~会|長井さん:普段ろうちょ~会では、ちがいを見出し、ポジティブに受け入れることを大切にしています。他のろう団体では、手話を教えたり、手話で交流したりすることが多いのですが、ろうちょ~会では、手話を知らない聴者の方が参加しやすい雰囲気を大切にしていて。声以外の方法、手話だけでなく、筆談もあり、身振りもあり、本当に色々あるんです。「お互いが心地よく気持ちよくコミュニケーションできる方法は何か」を考えられる場でありたいと思っています。今回の体験も、そのあたりを大切に考えています。手話を知らない方、ろう文化を全く知らない方、ろう者と会うのが初めて…いろいろな方がいらっしゃると思います。だからこそ、ろう者に会って、「どうしたらよいのだろう…」と、戸惑って終わらせず、ぐっとコミュニケーションのハードルを下げ、私たちも聴者に歩み寄る、聴者も私たちに歩み寄ってくれる…これがろうちょ~会の雰囲気です。聴者の方が「ろう者の方とコミュニケーションをするときに、こんな方法があるんだ!」と、気づいていただける企画になったらと思っています。
岩田さん、何か補足ありますか?
ろうちょ~会|岩田さん:全くないです!完璧です!(笑)
根上:ありがとうございます!(笑)『しずかでうるさい洋食屋さん』では、普段のロック・フィールドさんのメニューから名称を変えてご提供予定ですよね。こちら、メニューのお名前に込めた思いを教えていただけますか?
ろうちょ~会|岩田さん:考えるときの一番のポイントは、子どもから大人まで、「たのしい!」「おいしそう!」と思ってもらえることを大切にしました。子どもでもわかりやすい言葉、「ワクワク」「まぜまぜ」「ジュワッ」といった、音で楽しめる名前にしました。さらに「これをどう表現しよう?」と想像力が働くような名前にすることも意識をしました。注文するだけで楽しめる、そんな名前を考えました。
根上:田中さん、名称も含め、ろうちょ~会さんと共創いただく中で、お感じになられたことを教えてください。
ロック・フィールド|田中さん:まずお話をいただいたときは、「食」で何ができるか、という
視点から考えていました。企画が進んでいくうちに、“ジェスチャーで注文をする食体験”になり、すごく面白いと思いました。私も周りにろう者の方がいないので、街で突然出会ったときにどうしたらよいかわからなくなると思います。このイベントを通じて「こういう伝え方ができるんだ!」と、自分なりの方法を見つけられる。すごく貴重な体験だと思います。また、ろう者の方も含めて、普段食事などに関して困っていることはあるのか、ということにも興味があったので、このイベントを通じて知ることができたら、と思っています。「商品名を変えてもいいですか?」という問い合わせについても、「全然かまいませんよ!」とお答えしましたが、すごく面白い名前だと思いました。僕らが、店頭で販売するときにはつけない、オノマトペなどを使った名前で、楽しく拝見しておりました。
ろうちょ~会|岩田さん:ありがとうございます。「楽しい」とか「ドキドキ」とか、食べることで感じられる感情があると思うんです。そうした感情が伝えられる、という意味も含めて名付けました。
ろうちょ~会|長井さん:注文するときに、聴者のジェスチャーを見て、ろう者は「え、こんなイメージなの!?」と聴者のイメージを知ることができますし、「ろう者のイメージは、こうなんですよ!」と表すと、聴者も「あ、ろう者ってこんな風に思っているんだ!」と、違いを楽しむことができるとも思うんです。注文のしやすさに加え、新たなコミュニケーションが生まれる。「会話のネタ」になったら、と思い名付けました。
▼思わず体が動いてしまう、スープの名前。

食事はコミュニケーションツール。おいしい!の持つパワー。
根上:『しずかでうるさい洋食屋さん』の企画の軸にはやはり、“食”がありますが、企画をする中で、“食”に対して感じたことを教えてください!
ろうちょ~会|長井さん:ヘラルボニーさん、大広さんと会議した時に、食べる時のジェスチャーに違いがあるのでは?という議論がありましたよね…なんの食べ物だったか…
根上:長井さんがビールの喉ごしをすごくおいしそうに表現されてらっしゃって、すごく盛り上がりましたね!
ろうちょ~会|長井さん:それそれ!聴者は、飲んだあと「あーうまい!」みたいに、言葉に出ますよね。ろう者は、飲んだり食べたりしたときの食感まで、手話や表情でみんなと共有したくなるんです!例えば、何かを食べたときにこんな感じで…(少し硬そうなものを食べている表情と、少し硬いものを噛んでいる様子を表現したような手の動き)食べ心地の感想まで手話で表現します。ろう文化では、ビールを飲んだときは必ずまずこうします(美味しさを噛み締める表情で、喉に手を当てて、喉に染み渡っている様子を手で表現)。そうした違いも、面白いと思います。
ろうちょ~会|岩田さん:ろう者の場合、音として聞こえないのですが、聴者は、周りに人がいて、なにかを食べていたら「サクサク」と聞こえるんですよね!?ろう者は聞いてわからない分、周りの人に「こういう食感のものを食べているんだよ」と、伝えたくなるのかもしれないと思います。
ロック・フィールド|田中さん:食事は単にお腹を満たすものではないと思っています。美味しいものを食べると自然と笑顔になったり、会話が弾んだり、食事はやはりコミュニケーションツールだな、と思っているところもあって。そのコミュニケーションの取り方が、今のお話にもあったように、聴者とろう者で違うな、と知ることができるのがすごく面白いと思います。我々聴者はどうしても口で「これサクサクやね!」と言いますが、別の形で、我々が表現しないようなところまで、手話やジェスチャーで表現するんだ、ということを知ることができるのもすごく楽しいと思います。分け隔てなく一緒に食事をする、ということだけでも色々と体験できることが多そうだと思います。そういう意味で、今回体験してくださる方々も、すごく楽しいのではないかなと、今改めて思いました。
ろうちょ~会|長井さん:そうですね。食はコミュニケーションツール、というのが、「本当にそうだな!」と思いました。ロック・フィールドさんの食品を通じて集まった人たちが、聴者もろう者と関係なく「美味しい」を通して会話がうまれる。新しいコミュニケーションのきっかけになるのだろうな、と思います。そして、お店の外に作った共有スペースで、「美味しいよね」「どのスープ注文したの?」と会話が生まれたらいいなと思っています。
ろうちょ~会|岩田さん:食事がコミュニケーションツール、というのは私もその通りだな、と思います。ろうちょ〜会の中でも、設立のときに「お酒を飲みながら交流しましょう」と話しました。今回、食を通して、みんなの楽しめる場を作っていこう、というのは、ろうちよ〜会の起点、オリジナルに戻っていく感覚がありました。今回コラボレーションをさせていただくことで、聴者、ろう者、ロック・フィールドさんが関わり合い、お互いの良いところが融合することで、新しいものを作り出せると思います。
ろうちょ~会|長井さん:長井もそう思います。これまではコンビニのご飯など(笑)色々用意してきましたが、今回はロック・フィールドさんという素晴らしい、本当に美味しい!食事を提供いただけるので、もっと盛り上がるだろうなと思っています!
▼ろうちょ~会さんの普段の活動の様子。テーブルには、お菓子が。 
“新体験”と“記憶との再会”。FUNclusion Weekへ託す願い。
根上:みなさまありがとうございます!最後に、FUNclusion Weekに、初めてご説明した際に感じた印象や、企画を通じて感じたことを教えていただけますか。
ロック・フィールド|田中さん 恥ずかしながら、障害者週間を知らなかったので、今回こういうお話をいただいて知ることができました。そして今回、ろうちょ~会さんとミーティングさせていただく中で、すみませんミーティング中だったのですが(笑)中学時代を思い出していました(笑)。部活でテニスをやっていたのですが、生まれつき右手が不自由な同級生がいて。正直最初はすごく戸惑っていました。ただ、毎日顔を合わせ、毎日一緒にテニスをする中で、「すごいなぁ」「器用やなあ」と思うことも非常に多く、最初に持っていた遠慮や戸惑いという意識がなくなっていきました。僕も、今回のことがあってはじめて、当時のことを思い出しまして。皆さん、何かしらそういう経験を持っていても、日々忙しい中で忘れてしまっていることがあるのかもしれないと思いました。このイベントに参加することで、そうした記憶を思い出したり、初めて体験したけれど、「そうなんだ」と理解できたり。楽しみながらそうした体験ができるイベントになったらいいなと思います。その中で、食の企業として何かお役立ちできることが見つかるとさらに良いなと思っております。
ろうちょ~会|長井さん:FUNclusionのお話をいただいたとき、シンプルに「面白いな」と思いました。「ちがいを楽しむ」。先ほど田中さんがおっしゃっていたように、色々な経験ができる中で、自分の気づきがある、そしてこれまでの経験を新たに思い出し「ああこういうことがあったな」と気づけることが重要だと思います。また、これまでの打ち合わせでふみさん*もおっしゃっていましたが、例えば、ろう者、視覚障害、盲ろうの方…いろいろな方がいますよね。見えない方が、ろう者のところに来た時にどう対応するのか…ということもあります。でも、ろう者の世界を楽しんでもらう、見えない世界を楽しんでもらう、盲ろうの世界を楽しんでもらう、それがいいと思っています。ふみさんに、「ろう者がこれまで受け継いできたろう文化を大事に考える企画をしていいよ。」と言ってくださり、心強く思いました。来てくれたお客様に楽しんでもらう、ろうちょ~会の世界観100%でお客様をお迎えできるという喜びもあります。色々な経験ができるのは良いことですが、この経験はすべてではありません。大切なのは、そこから生まれてくる想像力だと思います。聴者だけでなく、ろう者もそうで、「初めてろう者に出会ってこの方は戸惑っているのだろうな」と想像しながらコミュニケーションをとっていく。聴者も、「ろう者の方はいまこう思っているのかな」という想像が、今回FUNclusion Weekでの体験を通じてより豊かになる。そんなきっかけづくりのFUNclusion Weekになったらいいなと思っています。
ろうちょ~会|岩田さん:FUNclusionの企画を初めて聞いたときは、私も「楽しそうだな!」と思いました。ろうちょ~会の企画も、まずは楽しめるかどうかを大切にしています。FUNclusion Weekもまさにそう。「面白いことをやろう」という楽しさ、わくわく感を個人的にもすごく感じました。ろう文化を知ってもらうだけでなく、「面白くやろう」というのがすごく良いですよね。そして、楽しむことができた次に、「もっとろう者と交流したい!」「ろう者から見るとこういうことがあるんだ!」という気づきや行動につながったらさらに良いのではないかなと思っています。
※ふみさん:ヘラルボニーのコンテンツディレクターであり、FUNclusion Week発起人の一人である菊永ふみさん。FUNclusion Week特集1でお話を伺いました。https://cocamp.daiko.co.jp/blog/negami-funclusion-4
ご来場いただく皆さんへ
ろうちょ~会|岩田さん:FUNclusionのFUN!という言葉の通りですね。シンプルに楽しんでほしいと思っていますので、たくさんの方のご来場をおまちしております!
ろうちょ~会|長井さん:岩田さんの言葉に尽きる!なぁと思いました(笑)。違いを楽しむ、違いをFUN!一緒に集まって色々な交流を通じて、新しいアイデアや、新しい関係、新しい友達が見つかるかもしれないですね。そんな、新しい出会いの場になったらいいなと思っています。
ロック・フィールド|田中さん:1つは、「冷凍食品ってこんなにおいしいんだ!」を体験していただきたいです。冷凍食品の業界の問題かもしれないですが、通常の冷蔵食品、常温のお惣菜よりも、冷凍食品は下に見られるというか…「所詮、冷凍食品であんまりおいしくないんじゃ…」とネガティブなイメージがあったりもするので、「冷凍食品ってこんなにおいしい!」とおもってもらえると嬉しいです。そして今回は何よりも、注文するところから「楽しいなぁ」と思ってもらえるイベントになっているので、ぜひ多くの人に体験していただきたいです!
おわりに
今回も、お付き合いいただきありがとうございました。実はFUNclusion Week中の2日間、ろうちょ~会の皆さんには『しずかでうるさい洋食屋さん』の店員さんとしてお店に立っていただきます!今回お話いただいた、おいしいミニフードと、いつもとちがうコミュニケーションを、ぜひご体感ください!最後に、スペシャルな動画も届いております…!こちらもお見逃しなく!それでは皆さん、また次回のFUNclusion研究所でお会いできること、楽しみにしております。
参考
◆「FUNclusion Week 2025」公式サイト:https://funclusion.jp/
◆「FUNclusion Week 2025」公式Instagram: https://www.instagram.com/funclusionweek/
◆「FUNclusion Week 2025」公式X:https://x.com/funclusionweek
◆株式会社ヘラルボニー:https://www.heralbony.jp/
◆「FUNclusion Week 2025」リリース:https://www.daiko.co.jp/daiko-topics/2025/102814003410199
最後まで、お読みいただきありがとうございました。大広COCAMPでは、これからも社会課題やソーシャルグッドに関するコラムを掲載してまいります。まだメルマガ未登録の方は、これを機会にぜひ、下記よりご登録ください。
またCOCAMP編集部では、みなさんからの「このコラムのここが良かった」というご感想や「こんなコンテンツがあれば役立つ」などのご意見をお待ちしています。こちら相談フォームから、ぜひご連絡ください。
この記事の著者
根上 小夏
(株)大広 ソリューションデザイン本部ストラテジックプランニング局



