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2025.10.17

Vol.1 根上小夏のFUNclusion研究所、はじまります。

FUNclusion研究所タイトル画面

はじめまして。大広のマーケティング部門に所属している、根上小夏と申します。 こちらの連載では、FUNからはじまる新しいインクルージョンのカタチ “FUNclusion”について、様々な角度から見つめ、可能性を広げていくことをテーマに記事を発信していきたいと考えています。
突然、聞き取れない言葉を使ってしまいましたが、初回となる今回は、連載のタイトルにも掲げた、“FUNclusion”という概念について、お話させていただきます。お付き合いいただけますと幸いです。

negami根上小夏
株式会社大広ソリューションデザイン本部​
ストラテジックプランニング局第3グループ​

 北海道出身、2000年生まれ。​2023年 株式会社大広に新卒入社し、以来マーケティングセクションに所属。​調査を通した市場・顧客分析や事業・ブランド戦略や施策立案業務に携わる。​高校生の時、広告を見て自身が励まされた経験から、“きもちのスイッチ”を発見できるマーケターを目指しています。​忙しなくも、愛おしい日々に、心が前向きになる瞬間を創りだしていきたいです。​日常の彩る瞬間を、増やせますように。そんな気持ちを胸に、日々の業務に向き合っています。

FUNclusionって?

  「タイトルは、FUNclusion Reportにしようと思っているんだ。」それが、私がはじめてFUNclusionという言葉を耳にした瞬間でした。昨年12月、株式会社SIGNINGと大広が共同で発表したのが、FUNclusion Reportでした。私の所属する部の部署長であり、レポート執筆の中心メンバーであった宮下さんから、リリースが出る少し前に聞いたのが、FUNclusionと私の出会いでした。
  DE&Iが日々の生活の中だけでなく企業活動においても求められるようになった背景を受けて、『FUNclusion Report』では、DE&Iの実態を調査し推進のヒントが探索されています。DE&Iを軽やかに実現する企業、団体の方々へのインタビューから見えてきたポイントが、『FUN』だった。この気づきによって、レポートは名づけられました。このレポートの執筆メンバーではなかった私は、宮下さんをはじめとしたメンバーのみなさんが、壮大なテーマに苦労されつつも、どこかワクワクしながら書き進めてらっしゃる様子をそばで見ていました。

FUNclusionを考える上で欠かせないパートナー、ヘラルボニーさん

  レポート執筆メンバーのみなさんが、ワクワクしながら取り組まれていた大きな理由の一つに、FUNclusionを大広が考えるうえで欠かせないパートナーである、ヘラルボニーさんの存在があったのだろうと、今改めて感じます。『FUNclusion Report』でも、共同研究パートナーとしてご協力いただいたヘラルボニーさん。宮下さんとは、FUNclusionに関連する仕事以外にも、いくつかの業務を一緒にやっていたのですが、レポートの執筆が進むにつれて、ヘラルボニーさんのお名前を聞く機会が増えていきました。「ヘラルボニーさんの事例なのですが…」と切り出す宮下さんはやっぱりとてもワクワクしているように感じ、そのワクワクにつられてか、聞いている側にも熱が灯っていく…そんな場面にこれまで何度も出会いました。

FUNclusion研究所のはじまり

  ヘラルボニーさんの存在が“人の心を大きく動かす瞬間”に立ち会わせていただく中で、私自身の気持ちが熱くなっていくことを感じるとともに、これまでのマーケティングにはなかった新たな可能性に触れている感覚がありました。圧倒的なアートを入口に、“障害”のイメージを鮮やかに転換させ、気づけばまた会いたくなっている…。ヘラルボニーさんの事業の始まりはまさしく、FUNclusionであると感じます。心が大きく動き、思わず何かしたくなる、からだが持っていかれている、そうした体験を生み出す方法が、FUNclusionを深める中で見つかっていくのではないか。そんな期待を胸に執筆しています。
  と、ここまで少し真面目に書かせていただいていたのですが、最近FUNclusionに関連するお仕事に携わらせていただく私が一番感じていること。それは、「楽しいなぁ!」という気持ちです。「ぜひご一緒したいです」と熱い言葉をかけていただけたとき、目が見えない方、耳が聞こえない方と、一緒に歩いた道での発見、手話が第一言語のみなさんに「ありがとうございます!」と伝えられたとき、FUNclusionチームと本質を追求している時間…。新しい発見と、たくさんの感動にあふれる毎日です。この連載を通じて、私の中に生まれている気持ちの正体を、探っていけたら、と思っております。

ワクワクできる、FUNclusion研究所を目指して

  FUNclusion研究所では、私が触れたFUNclusionな業務や経験を中心に、FUNclusionに関わる社内外の個性豊かなみなさんにもお話を伺いながら発信していきます。今回の記事ではまだ「FUNclusionってなんだ!?」という疑問が残っている方も多くいらっしゃるかと思います。
今後は、
①FUNclusionという言葉が生まれた背景 
②FUNclusionな事例 
③FUNclusionな企業の方との対話 
④我々のFUNclusionに関する取り組み 
について、発信していく予定です。

  FUNclusionチームも、FUNclusionの実装に向けてまだまだ模索する日々を続けています。DE&Iやインクルーシブデザイン、そして多様性について、面白そう!と思っている方、考える機会のある方、迷っている方…みなさんと一緒に、考え、そして何よりもワクワクできる連載を目指してまいります!それではみなさん、また次回のFUNclusion研究所でお会いできること、楽しみにしております。


参考

FUNclusion Reporthttps://signing.co.jp/report/funclusion-report/ 
株式会社ヘラルボニーhttps://www.heralbony.jp/ 


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この記事の著者

根上 小夏

(株)大広 ソリューションデザイン本部 ストラテジックプランニング局

北海道出身、2000年生まれ。 2023年 株式会社大広に新卒入社し、以来マーケティングセクションに所属。 調査を通した市場・顧客分析や事業・ブランド戦略や施策立案業務に携わる。 高校生の時、広告を見て自身が励まされた経験から、“きもちのスイッチ”を発見できるマーケターを目指しています。 忙しなくも、愛おしい日々に、心が前向きになる瞬間を創りだしていきたいです。 日常の彩る瞬間を、増やせますように。そんな気持ちを胸に、日々の業務に向き合っています。